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千葉県の外壁塗装に助成金は出る?——県に制度はありません。かわりに注意喚起を出しています
県にはありません。市によって分かれます対象工事一覧に塗装が載るのは松戸・八千代・茂原・我孫子の4市。塗り替え単独で使えるのは我孫子市だけです
- 県のFAQが明言しています
- 「現在、県では個人に対する住宅リフォームや耐震改修についての助成制度はございません」(千葉県/2025年7月18日)
- 「個人に対する」がポイントです
- お金の流れは国・県 → 市町村 → 個人。県は市町村に補助を出す側で、窓口は市です
- 県が出しているのは、制度ではなく注意喚起です
- ファイル名は「悪質リフォーム」。訪問販売の型を5つ挙げ、「モニター大幅値引き中」の例で外壁リフォームを名指ししています
- 県が最初に書いているのは、見積もりです
- 4つの心得の1つ目=「複数の事業者から見積もりを取るなど、事業者選びは慎重に進めましょう」
- 市の答えは分かれます
- 対象工事一覧に塗装が載るのは松戸・八千代・茂原・我孫子。塗り替え単独で使えるのは我孫子市だけでした
- タイトルで否定している市もあります
- 市原市=ページタイトルに「(※外壁塗装はありません。)」。千葉市は「お問合せのお電話を多く頂戴しております」と日付入りで追記しています
- 豪雨の被害には別の制度があります
- 8月の千葉豪雨で被害を受けた家には、災害の側の制度があります
千葉県の公式FAQは、はっきり書いています。——「現在、県では個人に対する住宅リフォームや耐震改修についての助成制度はございません」。そのかわり県が出しているのが、悪質リフォームの注意喚起でした。訪問販売の型を5つ挙げ、そこに外壁リフォームが名指しで登場します。市のほうは答えが分かれていて、対象工事一覧に塗装が載るのは松戸・八千代・茂原・我孫子の4市。そのうち塗り替えだけで使えるのは我孫子市だけです。いっぽう市原市はページタイトルに「※外壁塗装はありません」と入れています。
補助が出ても出なくても、次に気になるのは総額です。——30坪だといくらか/千葉県の外壁塗装 悪質業者リスト
このページの内容全13項目
先に結論——県には制度がありません。市によって分かれます
①千葉県に、県独自の助成制度はありません——県のFAQが明言しています
②そのかわり県は「悪質リフォーム」の注意喚起資料を出しています——訪問販売の型を5つ挙げ、外壁リフォームを名指ししています
③市によって答えが分かれます——対象工事一覧に塗装が載るのは松戸・八千代・茂原・我孫子の4市。うち塗り替え単独で使えるのは我孫子市だけ
④市原市はページタイトルが「(※外壁塗装はありません。)」——そのページは88,334回見られています
⑤千葉市は「お問合せのお電話を多く頂戴しております」と、日付入りで追記しました
まず県の回答から。——千葉県の公式FAQに、そのままの質問があります。
質問:住宅のリフォームや耐震改修には助成制度がありますか。
回答:現在、県では個人に対する住宅リフォームや耐震改修についての助成制度はございません。
(千葉県/2025年7月18日)
「個人に対する」という限定に意味があります。——県は市町村に補助を行う立場で、個人が直接申請できる県の制度は持っていないということです。神奈川県が個人向けに15万円の枠を持っているのとは、正反対の作りです。
県は「市町村耐震関連補助事業について」というページで、「補助事業は、耐震改修等を行う住宅(建築物)の所有者が市町村に申請し、補助金の交付を受けるものです。国及び県は市町村に補助を行っています」と説明しています。お金の流れは、国と県→市町村→個人。窓口は市です。
県が出しているのは、制度ではなく注意喚起でした
千葉県が住宅リフォームについて公開している資料を探すと、出てくるのはこれです。
「あなたの生活を快適にする住宅リフォーム。
失敗やトラブルのないよう、十分にご注意ください。」
——ファイル名は「悪質リフォーム」。県が作ったA4の資料です。
制度は無いが、注意喚起はある。——それだけトラブルが起きているということです。資料は2部構成で、前半が「工事を頼むときの心得」、後半が「悪質な訪問販売の型」になっています。
県が挙げている4つの心得
- 事業者選びは慎重に。——「複数の事業者から見積もりを取るなど、事業者選びは慎重に進めましょう」
- 工事契約は必ず書面で。——「小規模工事でも口約束だけでの契約はやめましょう」
- 工事の追加・変更はよく話し合って。——「追加・変更による費用の増加はトラブルのもと。費用の増減を含め、本当に必要かよく考えて進めましょう」
- 工事完成後の確認はきっちりと。——「工事内容を事業者とともに現場で確認し、工事完了確認書などを取り交わして保管しておきましょう」
4つ目の「工事完了確認書」は、あまり知られていません。——完成したら現場で一緒に確認して、書面を取り交わして保管する。塗装は終わってしまうと下地が見えなくなる工事なので、この一手間が後の証拠になります(トラブル対処)。
県が挙げている、訪問販売の5つの型
資料の後半は「悪質な訪問販売には気をつけて!!」という見出しです。——「おかしいなと思ったら遠慮せずにはっきりと断る。」と添えたうえで、5つの型が具体例つきで並んでいます。
| 型 | 県が挙げている具体例 |
|---|---|
| 執ような訪問営業 | 頼みもせずに突然やってきて、一度断ったが何回も訪ねてくる。最後には勝手に工事図面まで持参して執ように契約を迫る… |
| モニター大幅値引き中 | 自社製品による外壁リフォームを勧められ、今ならキャンペーン期間中のためモニターになれば費用は半額にする… |
| 不必要なサービス | 屋根改修工事の訪問販売なのに、今契約したら玄関ドアの取り替えをサービスする… |
| 不安をあおる | 耐震診断を無料でと言って上がりこみ、「屋根裏の補強が必要。修理しないと地震の時に家が倒れる。」というので不安になり工事を依頼した。工事後、知り合いの工務店に聞くと半額で済みそうな工事であった… |
| 強引な契約 | 今日中に契約したら半額、明日なら通常価格になると言い、午前0時まで居座られた… |
「モニター大幅値引き中」で、外壁リフォームが名指しされています。——県がわざわざ外壁を例に挙げているということは、それが典型例だということです。「モニター価格」「今だけ半額」は、比較させないための道具です(チラシとモニター募集の見方)。
「不安をあおる」の例は、結末まで書いてあります。——「工事後、知り合いの工務店に聞くと半額で済みそうな工事であった」。県の資料が、わざわざここまで書いている。1社だけで決めた結果がどうなるか、という話です。
「午前0時まで居座られた」も具体的です。——これは特定商取引法のクーリング・オフの対象になる典型的な場面です。契約してしまった場合の手順はトラブル対処のページにまとめています。
県が案内している相談窓口は3つです。
住まいの相談:住宅紛争処理支援センター 03-3556-5147
住情報提供:住まい情報プラザ 043-223-3266
契約トラブル:千葉県消費者センター 047-434-0999
県が最初に書いているのは「複数の事業者から見積もりを取る」
4つの心得の1番目に置かれているのが、これです。
「事業者選びは慎重に。複数の事業者から見積もりを取るなど、事業者選びは慎重に進めましょう。」
県が最初に挙げているということに、意味があります。——制度を持たない県が、住民に対して最初に勧めているのが「複数社から見積もりを取ること」だということです。
そして5つの型を並べて読むと、共通点が見えます。——執ような訪問、モニター価格、今日だけ半額、午前0時まで居座る。全部「比べる時間を奪う」動きです。逆にいえば、比べようとする人には効きません。
「他社にも見てもらってから決めます」の一言で、たいていの場面は終わります。——それで態度が変わる会社なら、それが答えです。
同じ千葉県で、20市の答えが全部違います
当サイトは千葉県内の20市を、市の公式情報で個別に調べました。——結論も、書きぶりも、全部違いました。
| 市 | 外壁塗装 | 市の書きぶり |
|---|---|---|
| 流山市 | なし | 外壁塗装への助成はありません。ただし耐震改修は工事費の8割・上限100万円で、対象が平成12年5月31日以前と20年ぶん広い。市は「市から委託を受けて営業している」とかたる訪問販売にも注意を出しています |
| 野田市 | なし | 塗り替え単体の枠はゼロ。ただし耐震改修は設計・監理・工事の合計の3分の2で上限100万円。令和8年度から除却23%・20万円が新設。市は補助を使った事業者を実名・電話番号つきでPDF公開しています |
| 成田市 | 空き家なら | 一般のリフォーム助成は無し。ただし空家改修補助金の対象工事が「屋根・壁・内装や風呂・トイレなどの設備の改修」で、住宅用は2分の1・50万円(空家バンク登録物件は10万円加算)。市が耐震改修補助との併用を明記し、合計175万円まで。耐震は5分の4・115万円で設計費と工事監理費を含み、代理受領も可 |
| 印西市 | 対象 | 空き家リフォーム工事補助金の補助対象経費が「屋根、外壁、居室、台所、トイレ、浴室のリフォーム工事」。10分の1・上限20万円+加算2つで最大30万円。名前と違い中古住宅を買って2年以内なら空き家でなくても対象(築10年以上)。市内に本店を有する業者に限る/申請者本人や1親等以内の親族の施工は不可。フラット35地域連携型で当初5年間の金利が0.5%引き下げ |
| 佐倉市 | 条件つきで対象 | ページのタイトルが「長年お住まいになった住宅の外壁塗装やリフォームの助成はありません!」。さらに「誤解を与えるような表現があるチラシ」と「一部の事業者のホームページ」の両方に注意を出しています。ただし中古住宅を買って1年2か月以内なら対象工事一覧に「外壁の張り替え、塗装」(上限50万円) |
| 茂原市 | 条件つきで対象 | 別表(第2条)に「外壁の張り替え、塗装及び防水工事」と明記。耐震改修に伴うリフォームなら10分の1・上限20万円。浸水防止対策の補助(上限50万円)もあります |
| 市川市 | なし | 2つの制度のページに「屋根や外壁の塗装は補助対象工事ではありません」と明記。ただし壁の断熱化は2分の1・上限30万円、屋根の軽量化も2分の1・30万円 |
| 袖ケ浦市 | 条件つき(要確認) | 耐震改修と同時に行うリフォームに10分の1・上限20万円。ただし工事種別を限定する一覧は見当たらず、外壁塗装が入るかは市に確認が必要。瓦屋根の耐風改修は上限55万2千円 |
| 八千代市 | 条件つきで対象 | 補助対象工事の別表に「外壁,軒裏等/張替え,塗装工事等」と明記。耐震改修と併せるか空家バンクで買った家なら3分の1・上限30万円(地区により50万円+加算で最大70万円) |
| 松戸市 | 条件つきで対象 | 助成対象となるリフォーム工事一覧に「外壁、軒裏等/張替え、塗装工事等」「屋根/葺替え、塗装工事等」と明記。ただし耐震改修とセットが条件 |
| 船橋市 | なし | 2か所で明記。一覧の説明文に「※外壁塗装は助成対象外です。」、技術基準PDFに「(断熱塗装のみを行う場合を除く。)」 |
| 千葉市 | なし | 「※(R4年11月4日追記)お問合せのお電話を多く頂戴しておりますが、当市におきましては、外壁塗装の補助金はございません。」——日付入りで追記 |
| 市原市 | なし | ページタイトルが「住宅・建築関係(リフォーム等)の補助金について(※外壁塗装はありません。)」。本文にも「※市原市では、外壁等の塗装の補助はおこなっておりません。」 |
| 柏市 | なし | Q&Aに項目があり、課の名前を出して答えている——「Q 外壁や屋根の塗装に関する補助金はありますか。」→「ゼロカーボンシティ推進課では実施していません」 |
| 我孫子市 | 対象 | 住宅リフォーム補助金の対象工事の1行目が「外壁塗装」。手引きが外装工事に「仮設・養生、高圧洗浄、シーリング撤去・打ち換え等を含む」と書いています。持家の塗り替えは5%・上限7万円、40歳未満の転入者は20%・上限60万円。「足場・仮囲いの設置も『着手』と見なす」ので、交付決定の前に組めません |
| 習志野市 | なし | 住宅施策情報ガイドの「住宅への助成金・補助金」は2本だけで、どちらも塗装は対象外。ただし住宅修繕あっせん制度の例に「外壁」「ペンキ塗り」があり、市が業者を1社紹介して見積もりまで無料です(お金は出ません) |
| 浦安市 | なし | 市が「外壁塗装や屋根工事に係る浦安市の助成金についての注意喚起」という専用ページを持っています。「一般的なリフォームにおける外壁塗装や屋根工事に対して補助制度を設けていません」。理由も書いていて、「民間業者のホームページに記載があったとの問い合わせが多く寄せられています」 |
| 木更津市 | 耐震改修と同時なら出る | 市が「外壁塗装や屋根の張替えのみを行う場合には補助金を出しておりません。耐震改修と併せてのものになります」と明記。リフォーム工事別表の2行目が「外壁、軒裏、水切り等/全体の張替え、塗装工事等」で、リフォーム工事費の3分の1・上限40万円(耐震改修は5分の4・上限115万円)。富士見通り沿道10mの景観形成重点地区なら、外壁・屋根の材料費と施工費に2分の1・上限50万円(仮設工事を含む) |
| 鎌ケ谷市 | 条件つきで出る | 市の補助制度一覧の「リフォームの種類」に外壁塗装は無い。ただし空家等リフォーム推進事業は「増築、改築、修繕、模様替え等の工事」と定義するだけで対象工事の一覧が無く、3分の2・上限100万円(空き家バンク登録・市内業者・10年活用と10年間の報告)。結婚新生活応援事業のリフォーム費用も除外は倉庫・車庫・外構・家電の4つだけ(29歳以下60万/39歳以下30万) |
| 山武市 | 条件つきで出る | いま住んでいる家に使える一般のリフォーム助成は無い。ただし空き家バンク登録物件改修事業の補助対象経費の3番目が「屋根又は外壁等の外装の改修工事に要する経費」で3分の2以内・最大50万円(移住または定住が条件・10年間は除却や増改築ができない・門や塀などの外構は対象外)。耐震は平成12年5月31日以前まで対象(診断3分の2・6万円/改修3分の1・50万円) |
5市とも「聞かれている」ことが、書きぶりから分かります。——船橋は2か所に書き、千葉市は電話の多さを理由に追記し、市原市はタイトルに入れ、柏市はQ&Aの項目にした。ここまでやるということは、それだけ問い合わせがあるということです。
そして答えが違う市が4つあります。
対象工事一覧に「塗装」が載っているのは5市。単独で使えるのは1市だけです
千葉県内で、市の対象工事一覧に塗装が名前で載っているのは松戸市・八千代市・茂原市・木更津市・我孫子市の5市です。ただし前の4市は耐震改修とセットが条件で、塗り替えだけで使えるのは我孫子市だけです。順に見ます。
まず松戸市の「助成対象となるリフォーム工事一覧」に、こう書かれています。
| 部位 | 対象となる工事 |
|---|---|
| 屋根 | 葺替え、塗装工事等 |
| 外壁、軒裏等 | 張替え、塗装工事等 |
解釈の余地がありません。市の表に「塗装工事等」と書かれています。——補助はリフォーム工事費の10分の1、上限30万円。
ただし、耐震改修とセットでないと1円も出ません。——市は「この助成制度は、『松戸市木造住宅耐震改修助成事業』を利用し、耐震改修工事を実施する場合に限り、受けることができます」としています。予定戸数は25戸で、耐震改修助成の枠が尽きれば連動して終わります。
詳しい条件と申請の順番は松戸市のページにまとめました。同じ型が八千代市(別表に「外壁,軒裏等/張替え,塗装工事等」・3分の1・上限30万円)と茂原市(別表第2条に「外壁の張り替え、塗装及び防水工事」・10分の1・上限20万円)にもあります。
1市だけは、塗り替えだけで使えます
我孫子市住宅リフォーム補助金は、対象工事の並びの先頭が「外壁塗装」です。耐震改修とセットである必要はありません。持家の塗り替えなら5%・上限7万円、40歳未満で市外から転入した場合は20%・上限60万円まで上がります。
手引きは外装工事について「仮設・養生、高圧洗浄、シーリング撤去・打ち換え等を含む」としていて、足場と高圧洗浄も対象経費に入ります。そのかわり落とし穴も大きく、市は「現場の養生、足場・仮囲いなど仮設の設置…も『着手』と見なします」と明記しています。交付決定まで2〜3週間かかるので、決定の前に足場を組むと1円も出ません(我孫子市の詳細はこちら)。
ページタイトルに「※外壁塗装はありません」と入れた市
市原市の書き方が、いちばん徹底しています。(制度の一覧と問い合わせ先は市原市の詳細ページにまとめました)
ページタイトル:
「住宅・建築関係(リフォーム等)の補助金について(※外壁塗装はありません。)」
本文:「※市原市では、外壁等の塗装の補助はおこなっておりません。」
タイトルの括弧の中に入れています。——検索結果に出た時点で、開かなくても分かるようにしてある。同じことをしていたのは堺市で、あちらは「住宅・建築物防火改修等促進事業(外壁、屋根の塗装は対象外です。)」というページタイトルでした。
そしてこのページには、閲覧数が表示されています。
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——それだけ探されているということです。市がタイトルに書き足した理由が、この数字から読み取れます。
市原市にある制度は、目的が別のものばかりです。——がけ地近接危険住宅移転事業/生垣設置奨励補助/合併浄化槽/住宅用設備等脱炭素化促進(太陽光・エネファーム・蓄電池・窓の断熱改修・EV・V2Hなど)/水洗便所改造/狭あい道路後退用地整備/高齢者住宅改造費助成/重度障害者住宅改造費助成/空き家対策/木造住宅耐震診断・耐震改修。
2つ、外壁まわりに関係するものがあります。①生垣設置奨励補助——「緑化の推進とブロック塀などの倒壊による災害の防止のために、住宅用地への生け垣の設置に補助金を交付する」(公園緑地課 0436-23-9842)。②狭あい道路後退用地整備事業——「後退用地及びすみ切り用地にある門柱・塀・擁壁・樹木・生垣等の除却費用の一部を助成」(道路建設課 0436-23-9832)。塀を触る予定があるなら、この2つは確認する価値があります。
耐震は市で違います。上限115万円の市と100万円の市
塗装ではなく耐震なら、金額の桁が変わります。
| 市 | 耐震改修の上限 | 特徴 |
|---|---|---|
| 船橋市 | 115万円(5分の4) | 2段階耐震改修なら段階ごとに57万5千円。「耐震改修とリフォーム工事を一緒に行うときは、それぞれの工事で見積書や契約書等を分けてください」と手順まで案内。利用実績がある改修事業者リストを公開 |
| 千葉市 | 115万円(5分の4) | 診断は昭和56年5月31日以前、改修は平成12年5月31日以前と対象年代がズレている。【リ・バース60】を使うと補助が2分の1に。木造の受付は令和8年8月31日で終了 |
| 松戸市 | 100万円(5分の4) | 設計費・工事費・工事監理費の合計に対して。この100万円にリフォーム助成30万円が乗るのが松戸市の形 |
| 柏市 | 115万円(5分の4) | 診断も改修も「平成12年5月31日以前」——千葉市が診断だけ昭和56年に絞っているのに対し、柏市は両方を2000年基準まで広げている。代理受領制度で補助金分を立て替えずに済む。受付は改修15件・診断25件 |
当サイトが調べた市区では「115万円」がいちばん多く出てきます(2026年9月11日時点)。——船橋市・千葉市・柏市はその標準どおり。松戸市の100万円は下に外れています。115万円より低い市はほかにもあります(宇都宮市107万円・東大阪市105万円・稲城市100万円など)。
ただし松戸市は、リフォーム助成30万円が別に乗ります。——耐震100万円+リフォーム30万円で130万円。そう考えると、松戸市が特別に少ないわけではありません。数字だけを並べても比べきれない部分です。
千葉市の「診断と改修で対象年代がズレている」のは、県内でもめずらしい作りです(条文の引用は千葉市のページに置いています)。——同じ2000年基準でも、柏市は診断も改修もそろえて「平成12年5月31日以前」にしています。昭和56年から平成12年のあいだに建った家は、いま築26〜45年。外壁塗装を2回目・3回目と考える時期の家がそのまま入ってきます。「昭和56年より新しいから関係ない」で終わらせず、着工の年を確かめてください。
8月の千葉豪雨で被害を受けた家には、別の制度があります
令和8年8月の千葉豪雨で住宅に被害を受けた場合、災害救助法に基づく「応急修理」があります。——これは助成金ではなく、市が直接、修理業者にお金を払う仕組みです。
片付けのあとの消毒と臭いについては、公的な手順があります。——逆性石けん(塩化ベンザルコニウム)は100倍に薄めて、洗って乾かしてから拭く。普通の石けんと混ぜると効果が消えます(浸水した家の消毒と臭い)。
金額は被害の程度で2段階に分かれ、船橋市の例では半壊以上と準半壊で倍近い差がつきます(一部損壊は対象外)。そして対象工事に「屋根や壁等の基本部分」が入っています。——ただし「修理費用をすでに支払っている場合には対象となりません」。先に払ってしまうと外れる、という点だけは覚えておいてください。
この制度は市町村ごとに運用されます。——上の金額は船橋市の例で、詳しい条件と必要書類は船橋市のページにまとめました。他市にお住まいの場合は、まずお住まいの市の罹災証明書の窓口へ。工事期間は原則として災害発生の日から3か月以内に完了とされています。
被害のあった地域では、便乗する訪問業者が出ます。——県の注意喚起にある「不安をあおる」「今日中に契約したら半額」は、こういうときにこそ使われます。急いで直す必要がある場合でも、契約は書面で、できれば複数社に見てもらってください。
塗装だけなら、補助は無い前提で
松戸市で耐震改修をするのでもない、被災もしていない。——この場合、千葉県からも市からも出るお金はありません。
| やること | 効き方 |
|---|---|
| 松戸市で平成12年5月以前の木造なら、耐震から | 診断3分の2・5万円 → 改修100万円 → リフォーム助成30万円。塗装が対象工事一覧に載っている数少ない市です |
| 他の市なら、耐震の枠だけ確認する | 船橋・千葉市とも115万円。千葉市の木造は8月31日で受付終了、船橋は11月30日まで |
| 「モニター価格」「今日だけ半額」は県が名指しで注意している型 | 県の資料に「自社製品による外壁リフォームを勧められ…モニターになれば費用は半額」とそのまま載っています |
| 塗装は、同じ㎡数と同じ塗料名で3社に出してもらう | 県自身が「複数の事業者から見積もりを取る」を心得の1番目に挙げています(見積もりを並べる/この金額は妥当か) |
| 工事完了確認書を取り交わす | 県の心得の4番目。塗装は終わると下地が見えなくなるので、この一手間が証拠になります |
国の補助金なら使えますか
市町村の制度を調べたあとに、次に気になるのが国の制度だと思います。先に答えを書きます。外壁塗装そのものに出る国の補助金は、ありません。
よく名前が挙がるみらいエコ住宅2026事業も、対象は窓などの開口部の断熱改修、躯体の断熱改修、給湯器といった設備です。塗り替えは対象工事に入っていません。
まぎらわしいのが「躯体の断熱改修」です。これは壁・天井・床に断熱材を入れる工事のことで、断熱塗料や遮熱塗料を塗ることではありません。「外壁が対象」という説明だけを見て、塗り替えも入ると思ってしまう方がいます。
窓の断熱や給湯器の交換を同時にやるなら、その部分は対象になり得ます。ただし申請には「住宅省エネ支援事業者」に登録した業者が工事を請け負う必要があり、予算の上限に達した時点で受付が終わります。くわしくは国の制度と外壁塗装の関係にまとめました。
よくある質問
千葉県に、県の助成制度はありますか?
ありません。——県の公式FAQ「住宅のリフォームや耐震改修には助成制度がありますか。」の回答が「現在、県では個人に対する住宅リフォームや耐震改修についての助成制度はございません」です。県は市町村に補助を行う立場で、個人が直接申請できる県の制度は持っていません。
では、どこに申請するのですか?
市町村です。——県は「補助事業は、耐震改修等を行う住宅(建築物)の所有者が市町村に申請し、補助金の交付を受けるものです。国及び県は市町村に補助を行っています」と説明しています。お金の流れは、国と県 → 市町村 → 個人。
千葉県内で、外壁塗装に使える制度はありますか?
松戸市にあります。——市の「助成対象となるリフォーム工事一覧」に「外壁、軒裏等/張替え、塗装工事等」「屋根/葺替え、塗装工事等」と明記されています。補助はリフォーム工事費の10分の1で上限30万円。ただし耐震改修とセットが条件で、予定戸数は25戸です。
「外壁塗装は対象外」を2か所に書いた市はありますか?
船橋市です。2か所で明記されています。——一覧ページの説明文に「※外壁塗装は助成対象外です。」、さらに対象工事の技術基準PDFの断熱改修の欄に「(断熱塗装のみを行う場合を除く。)」。技術基準の括弧書きにまで書いている市は、当サイトの市区ページ(2026年9月11日時点)ではほかに見当たりません。
問い合わせが多くて「補助金はございません」と追記した市は?
千葉市です。令和4年11月4日付で、外壁塗装の補助金は無いという一文を書き足しました。理由として市が挙げているのが、問い合わせの電話の多さです。追記の原文と、千葉市でいま使える耐震の枠は千葉市のページにまとめています。
ページタイトルで「外壁塗装はありません」と伝えている市は?
市原市です。ページタイトルに入っています。——「住宅・建築関係(リフォーム等)の補助金について(※外壁塗装はありません。)」。検索結果に出た時点で分かるようにしてあります。そのページは88,334回見られています。
県は何か資料を出していますか?
制度ではなく、注意喚起の資料を出しています。——「あなたの生活を快適にする住宅リフォーム。失敗やトラブルのないよう、十分にご注意ください。」という資料で、ファイル名は「悪質リフォーム」。工事を頼むときの心得4つと、悪質な訪問販売の型5つが載っています。
県が挙げている訪問販売の型を教えてください
5つです。——①執ような訪問営業(一度断ったが何回も訪ねてくる。最後には勝手に工事図面まで持参)②モニター大幅値引き中(自社製品による外壁リフォームを勧められ、モニターになれば費用は半額)③不必要なサービス(屋根改修なのに玄関ドアの取り替えをサービス)④不安をあおる(耐震診断を無料でと言って上がりこむ)⑤強引な契約(午前0時まで居座られた)。
「モニター価格」と言われました
県が名指しで挙げている型です。——資料には「自社製品による外壁リフォームを勧められ、今ならキャンペーン期間中のためモニターになれば費用は半額にする…」とあります。「モニター価格」「今だけ半額」は、比較させないための道具です。正当な値引きなら翌日も有効です。
県はまず何を勧めていますか?
「複数の事業者から見積もりを取る」ことです。——4つの心得の1番目が「事業者選びは慎重に。複数の事業者から見積もりを取るなど、事業者選びは慎重に進めましょう」。制度を持たない県が、住民に最初に勧めているのがこれだ、という点は知っておいて損がありません。
工事が終わったあと、何かしておくことはありますか?
県は「工事完了確認書」を挙げています。——「工事内容を事業者とともに現場で確認し、工事完了確認書などを取り交わして保管しておきましょう」。塗装は終わると下地が見えなくなる工事なので、この一手間が後の証拠になります。
相談窓口はどこですか?
県が3つ案内しています。——住まいの相談:住宅紛争処理支援センター 03-3556-5147/住情報提供:住まい情報プラザ 043-223-3266/契約トラブル:千葉県消費者センター 047-434-0999。ほかに消費者ホットライン188でも最寄りの窓口につながります。
耐震改修は、どの市がいちばん大きいですか?
船橋市と千葉市が115万円です。——松戸市は100万円ですが、そこにリフォーム助成30万円が乗るので、合計では130万円になります。当サイトが調べた市区では115万円がいちばん多く出てくる上限額なので(2026年9月11日時点)、船橋・千葉市は標準どおりです。
耐震の補助は、まだ申し込めますか?
千葉市の木造は令和8年8月31日で受付が終わっています。——船橋市は11月30日まで(工事は11月13日締切)。千葉市には分譲マンション向けの枠もあり、来年度に向けて秋のうちに動く必要があります。期限と手順は千葉市のページにまとめています。
塗り替えだけで使える市はありますか?
あります。対象工事の1行目が「外壁塗装」です。——我孫子市の住宅リフォーム補助金は、手引きで外装工事を「外壁塗装、屋根の修繕(カバー工法、部材交換)、軒裏・雨樋、ベランダ等の防水(仮設・養生、高圧洗浄、シーリング撤去・打ち換え等を含む。)」と定義しています。足場も高圧洗浄も対象経費です。額は持家なら5%・上限7万円、40歳未満で市外から転入すれば20%・上限60万円。ただし市は足場・養生の設置も「着手」とみなすので、交付決定より前に組むと出ません。
業者の説明について、市が注意を呼びかけている例はありますか?
浦安市です。塗り替えの補助は出ないうえ、市は「外壁塗装や屋根工事に係る浦安市の助成金についての注意喚起」という専用ページを作って、「浦安市では、一般的なリフォームにおける外壁塗装や屋根工事に対して補助制度を設けていません。」と書いています。ページを作った理由まで書かれていて、「『浦安市から助成金の対象になる』と民間業者のホームページに記載があったとの問い合わせが多く寄せられています」とのことです。市の「住宅に関する助成・補助」は12件ありますが、その1番目がこの注意喚起で、6件の名前に「分譲集合住宅」が入っています。マンションの管理組合なら計画修繕調査費補助金(委託費の3分の1・上限80万円)があり、補助対象項目の1番目が「外壁・防水・鉄部塗装などの建物の構造に対する調査」。戸建ては耐震で、診断が10分の9で12万円、改修が2分の1で110万円(非課税・高齢者世帯は130万円)です。くわしくは浦安市のページにまとめました。
補助金ではない形で、塗り替えを手伝う市はありますか?
補助金はありませんが、「外壁」「ペンキ塗り」を名指しした制度があります。——習志野市の住宅修繕あっせん制度は、例として「修繕 屋根、台所、浴室、外壁、雨どいのいたみ等」「改装 ペンキ塗り…」を挙げています。ただし出るのはお金ではなく業者の紹介(1社)で、見積もりまで無料です。市が公開している住宅施策情報ガイドでは、住宅への助成金・補助金は2本だけでした。
8月の豪雨で屋根が壊れました
災害救助法に基づく応急修理の対象になる可能性があります。——船橋市の例では半壊以上で上限757,000円、準半壊で367,000円、屋根や壁等の基本部分が対象工事です。ただし「修理費用をすでに支払っている場合には対象となりません」。まずお住まいの市で罹災証明書を取ってください。工事期間は原則として災害発生の日から3か月以内です。
塗り替えで固定資産税は上がりません。下がりもしません。上がるのはどんな工事なのかを、外壁塗装と固定資産税で条文から確かめています。
参考にした情報
- 千葉県 よくある質問「住宅のリフォームや耐震改修には助成制度がありますか。」(2025年7月18日/「現在、県では個人に対する住宅リフォームや耐震改修についての助成制度はございません。」)
- 千葉県「市町村耐震関連補助事業について」(「補助事業は、耐震改修等を行う住宅(建築物)の所有者が市町村に申請し、補助金の交付を受けるものです。国及び県は市町村に補助を行っています。」)
- 千葉県「あなたの生活を快適にする住宅リフォーム。失敗やトラブルのないよう、十分にご注意ください。」(ファイル名「悪質リフォーム」/心得=「事業者選びは慎重に。複数の事業者から見積もりを取るなど、事業者選びは慎重に進めましょう。」「工事契約は必ず書面で。小規模工事でも口約束だけでの契約はやめましょう。」「工事の追加・変更はよく話し合って。追加・変更による費用の増加はトラブルのもと。」「工事完成後の確認はきっちりと。工事内容を事業者とともに現場で確認し、工事完了確認書などを取り交わして保管しておきましょう。」/悪質な訪問販売の型=執ような訪問営業(「最後には勝手に工事図面まで持参して執ように契約を迫る」)/モニター大幅値引き中(「自社製品による外壁リフォームを勧められ、今ならキャンペーン期間中のためモニターになれば費用は半額にする」)/不必要なサービス(「屋根改修工事の訪問販売なのに、今契約したら玄関ドアの取り替えをサービスする」)/不安をあおる(「耐震診断を無料でと言って上がりこみ、『屋根裏の補強が必要。修理しないと地震の時に家が倒れる。』というので不安になり工事を依頼した。工事後、知り合いの工務店に聞くと半額で済みそうな工事であった」)/強引な契約(「今日中に契約したら半額、明日なら通常価格になると言い、午前0時まで居座られた」)/相談窓口=住宅紛争処理支援センター 03-3556-5147、住まい情報プラザ 043-223-3266、千葉県消費者センター 047-434-0999)
- 市原市「住宅・建築関係(リフォーム等)の補助金について(※外壁塗装はありません。)」(2026/04/07・88,334 views/「※市原市では、外壁等の塗装の補助はおこなっておりません。」/※令和8年4月現在での情報/制度=がけ地近接危険住宅移転事業補助金、生垣設置奨励補助制度(「緑化の推進とブロック塀などの倒壊による災害の防止のために、住宅用地への生け垣の設置に補助金を交付する制度」/公園緑地課 0436-23-9842)、合併浄化槽設置事業補助金、住宅用設備等脱炭素化促進補助金(太陽光発電システム・エネファーム・蓄電池・窓の断熱改修・電気自動車・PHV・V2H充放電設備・集合住宅用充電設備/環境管理課 0436-23-9867)、水洗便所改造資金利子補給金及び補助金、狭あい道路後退用地整備事業(「後退用地及びすみ切り用地にある門柱・塀・擁壁・樹木・生垣等の除却費用の一部を助成」/道路建設課 0436-23-9832)、高齢者住宅改造費助成事業、重度障害者住宅改造費助成事業、省エネ改修・バリアフリー改修・耐震改修に係る固定資産税の減額措置(いずれも工事完了後3か月以内に申告)、空き家対策総合ページ、木造住宅耐震診断事業)
- 袖ケ浦市の制度は、袖ケ浦市のページに一次情報をまとめています(袖ケ浦市)
- 八千代市の制度は、八千代市のページに一次情報をまとめています(八千代市)
- 流山市の制度は、流山市のページに一次情報をまとめています(流山市)
- 佐倉市の制度は、佐倉市のページに一次情報をまとめています(佐倉市)
- 松戸市・船橋市・千葉市の各制度は、それぞれの市のページに一次情報をまとめています(松戸市/船橋市/千葉市)
- 最終確認日:2026年9月12日(山武市を追加。ほかの市は2026年9月1日に確認)。制度は年度で変わります。千葉市の木造耐震は令和8年8月31日で受付が終了しました。申し込む前に、必ず県・市の公式ページでご確認ください。
- 千葉県内の市町村は54あります。当サイトが個別に確認できたのは20市です(2026年9月12日時点)。確認できた市から順次このページに追加していきます。お住まいの市が載っていない場合は、「◯◯市 補助金 一覧」で検索して市の公式サイト(lg.jpドメイン)で確認してください。
- 千葉県「市町村が行う住宅に係る各種支援制度について」を開く——県は個人向けの助成を持っていません。市町村の制度はここから。金額と受付状況は年度で変わります。申請の前に、必ずここで最新の内容を確かめてください